ポメつぶ

ポメラニアンに似ているらしい会社員(♀)が気の向くままに綴ります。

赤子との初夜…!

赤ちゃんとの初めての夜のことを書こうと思っていたら、

赤ちゃんが1歳になってしまいました……!

なんということでしょう。

 

それはともかくとして、

・新生児は基本的にはずーっと寝てる

・新生児は1日のほとんどを寝て過ごす

・産まれたてはとにかく寝てるから夜泣きとかより楽

という言葉を信じていた私。

産まれた後はさぞかし寝るんだろうと。

少なくとも3日間くらいはほとんど寝てるのでは? とか。

いやこれ嘘でしたね。

嘘じゃない子もいるのかもしれないけど、我が子は違った。。

 

産院の個室に戻ってきて、コンビニおにぎりとかを貪ってた1時間くらいは

おとなしく眠っていたものの、灯りを落として寝ようとしてしばらくすると

 

ほぎゃ……

 

ん? 起きたのかな?(私も産後ハイなのか寝つきが悪かった)

まぁまたすぐ寝るよね、うんうん……

 

ほぎゃあああ…ほぎゃあああ…

 

お? これ本気泣きか? まぁ、1回くらいあるよね、うんちかな。。

おむつおむつ……おお、海苔みたいなうんちしてるー(黒くてネバネバ)

夫におむつ替えてもらう。

 

よし、落ち着いたかな、寝よ寝よ……

 

ほぎゃ……

ほぎゃあああ…ほぎゃあああ…

 

あれーまたおむつ? 今度はおしっこかなー

替えても泣き止まず、恐る恐る抱っこしてみたり、

母乳はまだあまり出ないけど、授乳してみたり。。

そんなこんなでちょっと落ち着いてきて、また寝かせてみる。

今度こそいけたかな? っていうか新生児ってずっと寝るんじゃないの?

まぁでもこれくらいはあるか……

 

ほぎゃ……

 

えええ。。

こっちは18時間格闘したあとだぞー!(赤ちゃんもだけど。。)

ブドウ糖の白湯を少し飲ませてみたり、また授乳してみたり。

何度も言うけどほとんど出てないですよ、母乳

 

はい、これ結局朝方までエンドレスでした。

理由はわからないけど、朝になると寝るんだよなぁ。。

赤ちゃんのこの体内時計には、帰宅後も振り回されまくるのですが……

 

ほぼ入院中ずっと、夜はこんな感じ。

1日だけ、夜長めに寝てくれた日があったかな。

母子同室って、赤ちゃんを間近で見守れるのは嬉しいかもしれないけど、

正直このときは嬉しいとかいう感情をもつ余裕がなくて、

面倒みてくれ。。という気持ちしかなかった(笑)

 

産院の同じフロアに個室がいくつかあるんだけど、

どこも泣き出す時間帯は同じみたいで、交互にお湯取りに出てきたり

泣き声が響き渡ったりで、つらいような仲間意識が芽生えるような。。

 

コロナがいよいよヤバくなってきた時期でもあったから、

夫は面会に来られなくなってしまい、遠方から来るはずだった両親も来られず、

ずっと一人で赤ちゃんと一緒、ニュースも暗いものばかり……

今思い出しても孤独すぎて泣きそうだわ

 

夜がくるのが嫌で嫌でしかたなくて、自分のお風呂の時間と、沐浴させてくれるとき、

赤ちゃんを預かってくれるのが本当にうれしかった。

お風呂の間にうんちしといてくれーとか、泣いといてくれーとか思ってました

助産師さんが全部対応してくれるから)

 

そんな中、突然夫が送ってきたこちらの曲

www.youtube.com

 "A Lover's concerto"、有名な曲です。

聴いたらなんだか号泣しちゃいましたね。

幸せな曲なわけですが、独りぼっちで聴くとね……

本当なら、両親や夫に病院にきてもらって、赤ちゃん抱っこしてもらって

みんなに囲まれて、出産大変だったね、頑張ったねとか言われて、

そうそうこんなに大変だった! とかエラそうにしゃべったりして、

しんどくても多少は楽しい時間とか過ごせたはずなのに、と

現実にならなかった景色を、赤ちゃんと二人ぼっちの部屋で思い浮かべていたら、

もう涙が止まらなかった……

本人は「なんかいい曲だと思って」という軽い気持ちだったそうですが、

私にとっては完全に出産直後の思い出の曲になってしまいました。

 

ちなみに小さい産院だったせいか、食事はいつもとてもしっかりしたメニューで

美味しかったです。大人になってから一番健康的な食生活だったかもw

 

たった5日間だったけど、本当に長く感じた入院生活。

さみしかったし赤ちゃんのお世話も大変だった、身体もしんどかったー!

黄疸がちょっと出てしまって、退院日が延びるかも…という話も少しあったけど、

あまりひどくならなかったので、自宅での様子見でOK、ということになり。

予定通り退院! やったー

 

こんな感じでなんとか赤ちゃんとの最初の5日間を乗り切ったのでした。

出産レポ あとがき

18時間の格闘の末、無事に女の子を出産。

ここまでがいわゆる分娩第二期終了です。ざっくりいうと、

 

分娩第一期 陣痛開始~ガチでいきむまで(いきみ逃しタイム)

分娩第二期 いきみ始め~赤ちゃん出てくるまで

分娩第三期 赤ちゃん出てきたあと~胎盤出すまで

 

って感じでしょうか。

私は第一期:約16時間 第二期:1時間半程度、という感じでした。

第二期は3時間くらいかかりそうと言われていたところ、結局半分くらいの

所要時間だったんだけど、とにかくキツかったのは第一期。

定期的にエンドレスでくるけっこうな痛みに、長時間耐えるっていう。。

助産師さんは「息を止めないで、たくさん息を吐くイメージで乗り切って」と。

苦しくて息をしっかり吸えなくなると、空気が入ってこなくてどんどん苦しく

なるから、という理由で、当たり前っちゃ当たり前なんだけど、

いざとなるとそれがけっこう大変なんだよねぇ……。

でも、私の息が苦しくなると、お腹の中の赤ちゃんも酸素がこなくなって

苦しくなる、危険な状態になるかも、みたいな情報も見ていたので、

とにかくそれを頭に置いて頑張ったー!

けどもう13時間超えたあたりで、眠さと疲労と苦しさで朦朧としてたな。。

喉がとにかくカラカラだったのと、変な汗がすごくてずっと顔拭いてた覚えが(笑)

陣痛中、ペットボトルの水とゼリー飲料は飲んでたけど、ペットボトルにストロー

つけてもらってほんと良かったなと思いました。

絶対あったほうがいい、というのをネットか何かで見たんだよね。

確かに、身体が起こせなくて普通に飲めないし、ストローなら少しずつ飲めるから

ありがたかった……。ストロー必須!

 

第二期は、もう「やっと出せるイェーイ!」的ノリだったため、

痛いことは痛かったけど、ラストスパート感ハンパなかったです。

赤ちゃんは、旋回しながら出てくるらしいんだけど、

こっちも苦しいとはいえ、出てくる赤ちゃんのほうが苦しいそうで、

だったら私が頑張って早く解放してやるぜー! 一緒に早く終わらせようぜー!

という気持ちは片隅にあったような気がします。

片隅ね。98%くらいは、ただ産むこと以外何も考えてなかったよ(笑)

「いきむ」はいわゆる腹式呼吸でガーッと大きい声を出すときのお腹の使い方に

すごく近いんだけど、ボイトレ通ってたおかげなのか「すごくうまい」とは

言われました。こんなところで役に立つとは……。

 

ちなみに会陰切開はしなくて済んだんだけど、数針、裂傷の縫合はしました。

局所麻酔されたかな…されたよね…あんまりはっきり覚えてないです。。

 

 

最終的には吸引などもせず、つるっと出てきた我が子ですが、

あとから聞いたら、へその緒?か何かがひっかかってうまく旋回できず、

なかなか下に降りてこられなかったようで、そこに促進剤でうまく勢いを

つけられたから、そのあと割と早く出てきたんじゃないか、とのことでした。

吸引してないのに、出てきたときすごい頭伸びてたな……エイリアン状態でした(笑)

 

赤ちゃんは出てきてすぐ身長・体重測られたり洗われたりしていて、

私のほうはというと、何かあったときのために2時間は分娩室にいてください、

とのこと。その間に胎盤を出すんだけど、なかなか剥離しなかったようで、

1時間くらい経ってやっと出せたかな。

何回か先生が、剥がすためにグニグニっと引っ張るわけなんですが、

これが地味に痛い。やっぱり重めの生理痛みたいな感じ?

そりゃ陣痛や出産のときに比べれば大したことないんだけど、

もう冷静になっちゃってるからさ、普通に痛い

その前がすごすぎて痛み感じない、っていう感想も見たりしたけど、

なんというか、現実的な痛みでした。

無事出せたあと、助産師さんに胎盤見ますか?」と言われ

えええ……と思ったけど、ナマで見られることもそうそうないだろうし、

見せてもらうことに。

いやーグロいし、デカかったです。

こんなデカイものがお腹に入ってたのか……?! 赤ちゃんも?!

という感じ。夫は写真撮ってました(笑)

そんなこんなで第三期も終了。

 

何事もなく2時間経ち、病室に移動(車椅子)して、

まずお腹がへこんでることに感動。さらに仰向けで寝られることに感動。

さすがにあんまり動くとキツイけど、ゆっくり歩く程度なら普通にできました。

小さい産婦人科で、初日から母子同室のため、部屋には眠る赤子が……!

サル(もしくはガッツ石松)だけど、思ってたよりサルっぽくない……

これは可愛いのでは…? とか夫と話したりしたけど、

今写真見るとやっぱり超サル(笑)……産後の謎フィルターでした。

 

落ち着いてから両親に連絡などして、約1日ぶりの食事。

コンビニのおにぎりとかだったけど、めちゃくちゃ美味しかったなー

すごい勢いで飲食した気がする。これがPM11:00ごろ。

赤ちゃんは、このときはスヤスヤと眠っていました。このときは!!!

夫はこの日、病室に宿泊してくれたんだけど、

赤ちゃんと過ごす初夜は想像以上に大変だった……。

 

とはいえ無事、出産は最後まで終了。

おつかれさまでした、私!

赤ちゃんとの戦いはこれからです!(笑)

出産レポ 入院~赤子放出

さて、ついに陣痛がきて病院に到着した私ですが、

出産まで10時間超えます宣告をされ愕然。 

病室に行って着替えをし、いったん助産師さんが内診してくれましたが、

やはりまだ子宮口がそんなに開いておらず(3cm程度)

病院に着いてから陣痛間隔も空いてきてしまったため、

しばらくは病室でひたすら陣痛に耐えることに。これがAM6:00ごろ。

結局、AM11:00くらいまで陣痛がきてはテニスボールで押してもらって耐え、

を繰り返し。今思えば、これ5時間って聞くと頭おかしくなりそうだよね(笑)

痛みが引いてるときに気を紛らわしたくて夫と多少話はしたけど、

何話したんだっけ……。

一度、ちょうど夫がトイレに行ってるときに陣痛がきて、

なんとか自分でボール使って押さえようともがいてるところに夫が部屋に戻って

きたんだけど、相当シュールな光景だったらしく、必死で笑いをこらえたと、

あとから言われました……。いや必死だったのよ。

 

AM11:00になり、分娩室に移動。

ということはそろそろいよいよなのか?! と期待しつつ再び内診。

子宮口はだんだん開いてきているとのことだったけど、とにかく陣痛間隔が

縮まらない。5分どころか7分おきくらいになってる……。

とりあえず私と赤ちゃんの心拍数をチェックする機械と、

子宮の収縮具合(=陣痛)をチェックする機械をつけられ、

点滴のセッティングなどをされる。

しばらくは分娩室でまた陣痛に耐えてたんだけど、なかなか変化は現れず

午後になっても相変わらずの状況で、もうかれこれ8時間くらいそんな状況。

そこで助産師さんから「バランスボールとか乗ってみますか?」と。

まず起き上がるのがツライんだけど。。でもまぁ、それで少しでも早く

赤ちゃんが出てくるなら……。頑張って起き上がって、ボールに座りましたよ。

「座って2回くらい陣痛待ちましょうか」と。

ええええ……この状態で? キツすぎる。。

ボールに座って、上半身ベッドにもたれかかる、みたいな心もとない体勢で、

あの痛み耐えられるのか……耐えましたよ、ええ耐えましたけど、私にはあまり効果なかった

そのあと、「トイレ(洋式)に座ると、お産が進む方多いのでやってみましょう」と。

トイレに座って、また2回くらい陣痛を待つ。

正面で助産師さんが支えてくれるのはすごくありがたかったけど、

ドア全開でトイレさせられてるの見られてる感じ……。

なんともいえない気持ちで情けなさもあったけど、まぁ痛くてそんな気持ちは

すぐどっかいっちゃったな(笑)

思い返すと、しんどかった陣痛の中でもこのバランスボール&トイレのくだりが

一番キツかった。。バランスボールしばらく乗りたくないし見たくもない

この間ずっと夫はテニスボールサポートをしてくれていたんだけど、

私に取り付けられた機械の数値の見かたが途中でわかってきたらしく、

陣痛が来るぞーという数値になってくると、タイミングよく押さえる、という

技を習得。なんならまだ痛くなってないのに押さえてくる! 

私は「なんで?」と思ったあと「あ、このあとくるのか……」と。

それはそれですごくツラかったです(笑)痛みの度合いも数値でわかったらしい

 

そんなこんなで夕方になり、助産師さんがふたたび内診したところ、

なんと子宮口8.5cm! 院長先生の内診を受けることに。

が、やっぱり縮まらない陣痛間隔。赤ちゃんがイマイチ下に降りてきていない、

っていうことだけど、そこさえクリアすれば分娩に移れるとのこと。

PM5:00過ぎごろ院長先生がきて、状況を確認して促進剤の使用決定。

PM6:00過ぎに投与を開始しました。もうスタートから半日経ってる……。

助産師さんに、順調にいったら何時くらいに出産になるのか聞いてみたところ

「PM9:00ごろまでには産まれるかもしれないねー」と。

あと3時間もあるのか……もうやだ……

でも「みなさんこれくらいかかるんですか……」と助産師さんに話しかける謎の余裕

発動。このときの助産師さん、私と同郷の若い方で、とても優しくサポートして

くれました。

 

が、この促進剤が効果てきめん。

打ったすぐあと、夫が夕飯タイムに入ったんだけど、その間でみるみるうちに

陣痛間隔が短くなり、子宮口もいよいよ9cmに。

助産師さんが「早い! もう出産に入れますね! 19時過ぎたら先生呼びます」と。

夫は、夕飯を終えて戻ってきたら、私はすでにいきみ始めてるし、

助産師さんに「もう産まれますよ」とか言われるしでプチパニック(笑)

ここまでは陣痛がくるものの、まだ産まれる感じではなく、

ひたすら、いわゆるいきみ逃しをしている状態だったんだけど、

ついに「いきみたい感じありますか? いきんでみましょう!」の許可が!!

いやずっといきみたかったよ! でもいきんでもどうせ出ないからさ。。

ついにいきめば出てくるところまできた…!

でもこれまたタイミングが大事で、陣痛がMAXになったところでこっちもMAXで

いきむことによって、ぐぐぐーっと赤ちゃんが出てくるわけです。

これが、陣痛MAXになる前に思いっきりいきんでしまうと、

陣痛MAXのころにはもういきむ力が衰えていて、効率よく出てこない、と。

助産師さんに「毎回2回目のいきみの感じがすごく良いから、1回ガマンして

みましょう!」って言われて頑張ったけど、いやもうここまできてガマンとか

無理ゲーです。

めちゃくちゃう○こしたくて、出口も開かれてる状態でガマンできないでしょ(笑)

 

髪の毛見えてるよーとか言われる中、先生到着。

が、先生何かほかのことしてて、助産師さんも隣の分娩室行っちゃって、

そのタイミングで陣痛発生。え、これ産んじゃっていいの? 取り上げる人が

いないのに……と思い、なぜかしっかり先生に「あの、いきんでもいいんですか?」

と確認(笑)

「あーいいですよ」と言われる。(たぶん先生はまだ産まれないのわかってた)

 

その後、助産師さんが戻ってきて「頭出ればあとはぬるっと出るから、頑張って!」

とのこと。

そこで先生が「じゃあ(会陰)切開しましょうか」と。

私「あ、やっぱりしないと厳しそうですか...」

先生「切らないの希望でしたっけ」

私「はいできれば...でもどうにもならなさそうなら切ってください」

事前に言っとけよという感じですが、いざとなったらできればやっぱり切らずに、

という気持ちになってしまい、急なバースプラン提示(先生スミマセン)。

結局少し裂傷にはなって縫合はしたけど、切るより全然ダメージ少なく済みました。

数回いきんで、一番キツイ(直径がでかい)頭を半分出したところで一回休憩。

よくそんな状態で休憩するよねと思うけど、できるもんです。

ひとつすごく覚えているのは、頭がこう、出口にハマっている状態なので、

赤ちゃんの心拍が頭でドクドクいってるのがわかるんだよね。

そのペースが、横にある心拍チェックの「ピッ…ピッ…」の音と一致してて、

「おおお……」と思いました。

 

休憩後、「これで最後にしてやるぅぅぅぅ!!!」の気合いでついに赤子放出!

産んだどーーー!!!

促進剤打ってから1時間半くらいで出てきました。早っ

もともと立ち会いは希望してなかったんだけど、助産師さんが少なくて

分娩室に誰もいなくなったりしてしまったため、流れで立ち会いになりました。

希望してなかった理由は、今後母親としか見てもらえなくなるのが嫌だったから。

が、結果的には、そばにいてもらってよかったなというのが率直な感想。

何かしてもらったわけではなかったけど。。

あ、でも脚のほうには絶対行くなとは言ったよ(笑)

産まれたときは私より夫のほうが泣いてたな……。私は、産まれた喜びみたいな

ものより「やっと終わった……」という気持ちでいっぱいでした。

 

出産するときって、すごく叫んだりとか「もういやだー殺してくれー」って

なるみたいなイメージだったけど、助産師さんには、いきむときに

「息を止めて」「目は閉じないで」と言われたため、私は忠実にそれを守り、

歯をくいしばって声を出さず(だって叫んだら息止められないから)

目を開けてふんばって産んだわけなのですが、その光景に夫は感銘を受けたらしく、

大変ほめられました(笑…泣いたのはそのせいもあったらしい)

 

私は手足がちゃんと動いていて、指がちゃんと5本ずつあって、出てきてすぐ泣いた、

というのにとても安心したので、そこでちょっとホロッときたかなぁ。

PM8:17に2958g、47cmの元気な女の子が爆誕です! 

陣痛間隔が5分切ってから約18時間後の出産でした。疲れたぜー!!

 

まだまだこのあと胎盤出したりいろいろあるぞー

出産レポ 前駆陣痛~入院

後期~臨月に入り、コロナの感染拡大が本格的になりました。

仕事は2月下旬ごろから産休に入ったけど、リスクが低いうちに休みに入れたという

意味ではタイミングがよかったなと。

とはいえ夫のほうの感染の可能性も心配だったんだけど、

デスクワーク系の仕事だったため、彼も3月に入ってからテレワークに切り替える

ことができたのは本当に運がよかったです。

妊婦さんは今も同じ状況ですが、自分に何かある=お腹の子にも影響する

というのは本当に不安。薬や治療も普通の大人と同じようにはいかないし、

気合いや体力だけでなんとかなるというものでもないから、苦しい気持ちの方々、

たくさんいますよね。。

新生児が濃厚接触者になったというニュースもあったし……。

当時私も普段どおりにしつつ「ただでさえ不安なのに、もうなんなんだーー!!」

という苛立ちと心配で埋め尽くされていましたが、

両親や夫など、家族の優しさと気遣いに救われた部分が大きかった。

みんなで思いやりあって過ごしたいですね。

 

と前置きが長くなっちゃったけど、ついに産むときがやってきました。

予定日~2日後くらいまでは、微妙~な腹痛(ランダム)がきていて、

今思うと、前駆陣痛だったのかな? という感じ。

3日後はもともと予定していた定期検診だったんだけど、

検診日の朝にいわゆる「おしるし」が。生理痛っぽいお腹の痛みと出血がありました。

万が一、検診からそのまま入院になったら。。とかいろいろ考えて、準備万端で

病院に行ったんだけど、まだ子宮口もそれほど開いてなくて(このとき3cmくらい)

普通に帰宅。でも来週までに陣痛がこなければ陣痛促進剤打ちましょう、ということに

なり、入院や出産までの流れを確認しました。

促進剤って、うまく効かないとお産が長くなったり辛かったり、というのも

あると聞いたため、若干、いやだいぶ不安だったな。。

 

翌日。

なんか日中、10分前後おきくらいに腹痛がくるように。

痛みが10分切ったら病院に連絡、ということだったから、とりあえず連絡してみる。

が、「初産だとそこからまだ時間かかると思うから、5分切ったら連絡してください」

とのこと。えー5分切ってからで大丈夫なのか……?! と思いつつ従う。

念のため陣痛タイマーには記録し始めながら……

しかし、助産師さんの言ってたことはやっぱり正しくて、全然間隔が短くならない。

むしろ長くなったり。

このときの痛み度合いは、ちょっと重めの生理痛に近かったかな?

5分しないくらいで痛みが引いて、またしばらくすると痛くなって、の繰り返し。

結局夜になってそのまま布団に入ったけど、定期的にお腹の痛みがくるから眠れない。

一瞬うとうとした後の痛みがけっこう強めで「お、やばそう」と思って

時間を見ると、ついに5分切るくらいになってきた!

あともうかなり痛い! 起き上がるのもキツイ!

ということで夜中の3時ごろ、夫に頼んで病院に電話してもらう。

助産師さんと話すと、「喋れてるところをみると、お産まではまだ時間がかかる。

自宅で待っていてもらってもいいんだけど、どうしましょうねぇ」とのこと。

いや、痛みの合間に頑張って喋ってるだけですよ? 

だって聞いてくることに答えなきゃ伝わらないじゃん!

っていうか、マジで喋れなくなるくらいのやつがこれから来るのか……

などいろいろ思うところはあったけど、余計なこと言う余裕はなかったため、

「じゃあまだ家にいればいいんですね……」と必死に落ち着いて言ってみたところ、

改めて痛みの感覚や程度について詳しく確認されて、

「やっぱり病院に来ておきましょうか」と。

荷物は前もってまとめてあったから、陣痛タクシーを呼んで、マスクをして出発。

もうこの時点で普通に歩けないくらい痛み(生理痛&排泄前的な)があって、

ちょっと気分も悪かったから、タクシー乗車がすごい不安でした。

途中コンビニで停まってもらって、水&ストローと、ゼリー状ドリンクなどを

買ってきてもらい、20分ほどで病院に到着。

着いたときは完全に間隔は5分くらいになってきていて、

よく言う「巨大なう○こ出そうな感じ(笑)」状態でした。

すこし恰幅のいい助産師さんが病室に案内してくれて、ついてすぐ入院関連書類に

ヘロヘロ状態で署名。そのあと呼吸や産前のマッサージ、テニスボールを使った

補助などのレクチャーを受ける。

助産師さんはさすがで、一発目にテニスボールでお尻のあたりをグっと押さえて

もらったときは、一瞬めちゃくちゃ楽になった感じしたな。。

手も大きくて、マッサージも気持ちよかった。。

しかし「初産だと今から13時間くらいはかかるかなー、頑張りましょう」的なことを

言われたときは驚愕。長いのはわかってたけど……でも初産でも早かった、みたいな人

のブログも読んだし……十何時間かかるって、10分切ってからの所要時間だと

思ってた……が、もう言う気力もないため「えーそんなに……」と力なく返す私。

とても耐えられる気しなかった。

絶対そんなにかけずに産んでやるとこっそり思ってた。

結果……ここから15時間かかりました(笑)

ひぇー今考えてもキツかったー。

出産って、産むときがすっごく痛い! って思ってたけど、ツライのは陣痛なんだと

いうことを知りました(個人差あるでしょうが…)。

長くなっちゃったので、前半・後半に分けます。

妊娠後期の巻

年も明けて、いよいよ後期に突入。

 

初期・中期・後期と順調にきていますが、つわりがなかったのもあって、

産前で私が一番キツイと思ったのは後期

理由は、不眠(寝不足)とお腹の張り、脚の付け根の痛み、あたりかな。

妊娠してからは、基本的に眠くてしかたなくて、不眠とは無縁だったんだけど、

ここにきて寝付きが悪い&眠りが異常に浅くなり、眠りにつくのが遅くなって

2~3時間ごとに目が覚めてしまう、という感じでした。

赤ちゃんのお世話で3時間おきに起きなきゃいけなくなる産後に備えて、

身体がリハーサルをしている、的な情報もあったけど、

そんなリハいらねーよ! と思いました。むしろ眠れるうちは寝かせてくれ。。

あと、寝るとき脚がムズムズして眠れなかったことも。

ムズムズ脚(レストレスレッグズ)症候群といって、

これも妊婦さんによくある症状みたいです。

産後は後期のように頻繁ではなくなったけど、今でもたまになるなぁ。

 

それからもうひとつの原因は、激しい胎動!

あばらに蹴りを入れられまくっていました(笑)

外からお腹を見ると、蹴っているときはムニュっと出っ張るのが見えてたな。

手や足の形が見える、という人もいるみたいだけど、そこまでじゃなかったです。

胎児は、母体がリラックスすると安心して活動的になるらしく、

それが寝るときだという。。いや一緒に寝てくれ

基本的には左向きで寝ていたけど、寝返りも気軽にうてないし、うつにも無意識に

できないから起きちゃう。産後、仰向けで寝たときはなんともいえない解放感でした。

 

あとはお腹の張りと関節痛。

8ヶ月後半くらいから急にお腹が大きくなった感じがして、まぁ重くなり、

骨盤も緩んでくるから、腰回りに負担がかかって不安定になって、痛かった~。

お腹も少し歩いただけで張ってくるし。。

そういえば、夫と話していて気づいたんだけど、「お腹が張る」っていうのが

実際何が起きていることなのか、妊婦さんが身近にいないとあんまり意識しないんじゃ

ないでしょうか。

私も自分が妊娠するまであんまりわかってなかった……(恥)

「お腹が張る」=「子宮が収縮する」です。

赤ちゃんが産まれるときは、子宮収縮がMAXになるから、産んでいい時期の前に

収縮しすぎると、赤ちゃんの成長が追いついてないのに母体が産むモードに入って、

早産とかになっちゃうってことですね。

 

そうそう、これは中期後半くらいからだけど、

胎児が体内の臓器を圧迫しまくっていて、いつもと同じ量食べてるだけで、

もうお腹がパンッパンなのも苦しかった……。

食べる量減らせばいいんだけど、お腹はいつもよりすくから、

バランスとりにくかったなぁ。

 

後期になってしばらくして、新型コロナウイルスの感染がニュースに。

最初はインフルエンザと同じようなものかな? くらいの認識だったけど、

今思うと何もわかってなかった……。最初は情報も少なかったからしかたないけど。

産後必要になりそうなものは、1月中にほとんど揃えていて、

保育園の見学とかも2月半ばくらいには全部終えていたから、

いよいよ外出もちょっと怖いな、というころには、どうしても出かけないとっていう

状況ではなかったけど、とにかく感染しないように、風邪もひかないように。。

冬場一度は体調を崩す夫も、謎の集中力で(笑)2人そろって風邪ひとつ

ひかなかった! 思えば妊娠中に体調不良というのがなくて、本当にありがたかった。

ちなみに予定日の前後で両親がこちら(東京方面)に来る計画も立てていたけど、

本当に危ないのがわかってきた頃だったので、涙をのんで断念してもらいました(泣)

 

最終的に予定日を5日過ぎての出産になったんだけど、長い1日だった。。

ということで、次はついに産みます!(笑)

妊娠中期の巻

ありがたいことに苦労の少なかった初期ですが、

ネットでいろいろ調べていると、9週の壁、とか10週の壁、とかいろいろ出てきて、

毎週壁があるのかよ…なんなんだよ…とキレつつ(心配の裏返し)

流れてしまう不安も抱きつつ、無事中期に突入しました。

 

多少の運動(ウォーキングなど)は大丈夫、流産の可能性も少し減る、ということで

そろそろ周りにご報告しても差し障りないのでは…という時期。

地元の友達などに報告し、会社にも正式にお知らせしました。

 

相変わらず体調には問題なく、通院してはエコー撮って、の連続です。

ただこの時期焦ったのが体重管理

妊婦さんの大変だった話に頻出する、アレです。

大好きだったアルコールはNG、カフェインも控える生活で楽しみといえば

スイーツ! 

甘いものはもともと好きだったけど、お酒飲んでるとあまり欲求が出てこない…

が、そのストッパーがなくなってしまったため、コンビニやらなんやらで

毎日1スイーツはゲットして食べていたのです。

お酒の分カロリーとってないからいいよね、的な。

しかし妊婦さんはホルモンバランスの影響で、そもそも太りやすい状態に

なっているため、そんなカロリー計算は関係ない模様で……。

1週間の増量は500gまでならOKという情報が多い中、早くもひと月で2kg増量。

まだ中期(10月)なのに。。ギリギリOKではあるけど、ギリギリ。

しかもこのペースでいったら、最終的にどれだけ増えるんだ。。

後期とか、空気吸ってるだけで太るとか言うよ?

赤ちゃんって3kgくらいですよね?笑

いや胎盤とか羊水とかあるっていってもね。。

と焦りを覚え、スイーツの頻度や食べる量を少し減らして(食べてはいた)、

妊娠中でもできるワイドスクワットを始めました

MAXで10回×3セット。

身体がしんどいときはセット数減らしたり、回数減らしたり、無理せず調整しながら。

スクワットは結局臨月まで続けたけど、最後はほんと重かったな~

 

正直どのくらい効果があったかはわからないけど、

最終的に11kg増くらいで収まったので、多少は頑張れたんじゃないでしょうか。

 

ちなみに体重は産後1ヶ月くらいで、ほぼ元に戻りました。

出産直後は5kg減くらいだったかな?

特に運動したわけでもなかったけど、やっぱり私は授乳してたのが大きいと思う。

減ったけど授乳は全く関係なかった! っていう友人もいますが。

お腹の皮のダルダルはなくなるのにもう少しかかったかな。

 

秋は旬の食べ物がどれも好きなものばっかりで、

年末年始の帰省(親にとにかく美味しいものを出される祭り)なども重なって

必死で抑えたい気持ちと、誘惑に負けて食に溺れる現実がせめぎあう(笑)

中期でした。

 

元気に過ごしていた私ですが、この時期コワイのが切迫早産、切迫流産。

地元の友人も私と同じように、つわりがなく普通に仕事(主に立ち仕事)を

続けていたところ、切迫になってしまい、後期は入院生活だったとのこと。

(赤ちゃんは無事に産まれました!)

なので「油断しちゃだめだよ!!」と念を押されました。

あまり妊婦だからと特別扱いされたくなかったので、仕事や日常に関しては

できるだけ普通にしていたかったけど、七分目くらいで動くように心がけてました。

 

年末年始も終わり、ついに後期へ!

そして今なお大変なコロナもやってきます。。

妊娠初期の巻

ずいぶん更新できないまま日にちが経ってしまったけど、

最初のころを振り返って書いてみようかなと。

 

発覚したのは2019年8月。

7月の最終週くらいから、なんか怪しい気はしていたのです。。

通常だと、生理前は異常な睡魔に襲われるんだけど

7月はやたらと眠い期間が長く重く、しかもちっとも何にも始まらない。。

アルコールもカフェインも大好き&摂取しまくり生活を送っていたため、

さすがに不安になってきて、市販の検査薬を買ったのが8月の頭。

 

結果……

がっつり線でてるー!! しかもすぐ出てきたー

これは。。疑いようがないのでは。。

毎日お酒飲んでたけど、さすがにビビってその日はやめたよね。。笑

まぁでもとりあえず病院でちゃんと見てもらわなければ!

ということで、一応分娩まで対応していて、家からあんまり遠くなくて、

きれいそうで、評判も悪くなさそうな病院(これがなかなか難しい…)

を急いで探して、翌日受診。

 

そもそも婦人科そのものが久々で、さらに内診も久々でドキドキなのに、

妊娠してるか否かって……

結果……

「赤ちゃんいますね」

わーやっぱりー。。この時点で2ヶ月目の中間くらい。

びっくりのような、実感がわかないような、嬉しいような。。という

ふわーっとした気持ちでとりあえず夫に連絡。

 

妊娠するために大変な思いをしている方々もたくさんいると思うので、

こんなふうに自然な流れでそこに至れるのは本当にありがたいことなんだけど、

正直最初は「実感がわかない」が一番強かったかも。。

もともと絶対に子どもを持とう、という意思が夫ともどもなかった、

というのもあると思う。

とはいえ、できたからには産むという選択肢しか考えていなかったから、

とりあえず妊娠初期の情報収集。

 

一番心配していたのは、前日まで普通にアルコールやらカフェインやら

摂取していたということ。

情報サイトを見て心配になった部分もあるけど、個人ブログを書いているママさんで

自分と似たような状況の人もいたりして、なんとか安心を得ました。。

無事出産を終えましたが、特に2ヶ月に至る前の生活が影響していると思われる

ような現象は起きてません。

 

安定期に入るのは10月ごろ。

初期はまだ何があるかわからないのも事実で、若干不安もあり、

職場にはまだ言わないでおくか。。実母には先に言っとこうかな。。

など検討。

結局母には、病院に行った翌日に報告したんだけど、

結婚することになったときより喜んでたよね。笑…そりゃそうか

「やったじゃーーーん!!」を連呼。

その喜んでる様子で、現実感が出てきたみたいなとこある。

 

だいたい3~4ヶ月がつわり時期ということで覚悟しつつ過ごしていたんだけど、

ラッキーなことに、まったくつわりらしいつわりは来ず…。

今思うと、眠さが異常だったから「眠りづわり」だったのかなーという気もするけど

気分が悪くなったり、匂いに敏感になったり、食べられなかったり、みたいなのは

一切なく、普段どおりの生活を送れたのはほんとに助かった…!

親孝行が早いね!笑

 

ちなみに仕事も普通に行けていたけど、万が一何かあったときのことを考えて、

直属の上司と、プライベートでも仲のよかった同僚には、

安定期に入る少し前に妊娠していることを報告。

 

お腹もあまり出てこなくて(初産はあまり出ないことが多いみたい)

「言われなきゃ全然わからない」状態で中期に突入します。

今思うと、心配事は多かったけど、つわりがなかったというのもあって、

身体的にはやっぱり初期は楽だった…!!

中期に続く。