ポメつぶ

ポメラニアンに似ているらしい会社員(♀)が気の向くままに綴ります。

ボブ・ディランといえば

ノーベル文学賞で突如として超話題の人になってますが、

受賞に関して、私からは特になにもございません。

でも、ニュース速報みて「だったら村上春樹にあげればいいのに……」と

ちょっと思ったのは認める。

歌手にあげちゃうって、よっぽど誰もいなかったのか?! 

と思いきや、そうでもないみたいだし。

(ちなみにハルキストではないけど、『海辺のカフカ』は好き)

 

それは置いておいて、私がディランを初めて聴いたのは、確か高校くらいの頃。

当時、ガッツリ歌ってます系の歌が好きだった私には、

彼の魅力がよくわかりませんでした(スミマセン)

なぜ聴いたかというと、とにかくレジェンド的なアーティストの曲は聴いておこう、

という自分の中のムーブメント?みたいなものがあったから。

 

「風に吹かれて」は、ああなんかこれ聴いたことあるな、

くらいで当時は終わりましたが、

そのあと彼の歌を良いなと思ったのは、

伊坂幸太郎の『アヒルと鴨のコインロッカー

を読んだときでした。

「風に吹かれて」という曲がキーワードになる物語で、映画がまたよかった。

そこで改めてアルバムを聴きなおしたところ、やっと良いなと思えたわけです。

 

それから数年後。

海外旅行に行って、英語圏の人に好きなミュージシャンを聞かれたとき

アヴリル・ラヴィーンやら、エアロスミスやら、ジャック・ジョンソンやらと

答える中に、ボブ・ディランを混ぜたところ、けっこう驚かれた。

「ディランはそこに並列しちゃだめだよ!」とのこと。

何かに例えられたけど忘れたな……

とにかくどうやら、人間の中に神様が混ざってるようなものらしい。

そのときついに、アメリカ人?欧米人かな?にとって、ディランがどれだけ

すごい存在として生きているのかがわかった気がしたのでした。

 

それにしても、そんな話をしたときに泊まっていたイギリスのユースホステル

いた人たちは、とにかくジャック・ジョンソンが好きで、

夜中誰かがギター持ってきて、廊下で歌って騒いで怒られたりしたものです。

(なぜか流れで混ざってた私。英語もそんなに流暢じゃないのに)

確か、ちょうどLIVEがあって、行った人たちがみんなテンションあがってたような。

 

と、ディランのことを思い出すと、いろんな景色が思い出されて

なんだか感慨深くなります。

でも英語喋れなくても、歌詞なら覚えてたりとか、わかんなくてもメロディーを

口ずさめば仲間に入れたりとか、そういうツールとして音楽はいいなと思ったり。

 

ディランは結局、賞辞退するんでしょうか。

ノーベル賞もらって音信不通とか、マジでやめてくれ感が出てていいよね(笑)

また旅行先でディラン聴いてのんびりしたい。