ポメつぶ

ポメラニアンに似ているらしい会社員(♀)が気の向くままに綴ります。

虫垂炎、ふたたび [手術~治療]

激しい腹痛で、「虫垂炎に違いない」と救急病院に駆け込んだところ、

上行結腸の炎症だと診断され、抗生剤投与による入院治療になった私。

 

ちなみに余談ですが、検査の結果待ちのときもずーっと痛みは続いていて、

付き添ってくれていた夫が

「どうしてるのがいい? しゃべってたほうがいい? 黙ってたほうがいい?

 ここにいないほうがいい?」的な(痛さで記憶が曖昧)ことを言ってくれたのは

かなりありがたかった……

「(痛がってる人間見てるだけで申し訳ないが)何もしなくていいからいてくれ」

と、かろうじて言ったところそのとおりにしてくれました……

※カッコの中は余裕がなくて言えず笑

 

個室にて。

お腹が痛い。

叫ぶような痛みじゃないんだけど、身体の内側で、胃腸をぐにぐに掴まれているような

きもちのわるーい、強い痛み。

喋るのも一苦労。点滴に痛み止めを入れてもらって、若干、じゃっっかん

痛みが和らいだような感じもするけど、やっぱり痛い。。

夏の暑いとき外歩いてると、「暑い……」しか考えられなくなること

あるけど、それの「痛い……」バージョンです。

 

入院に必要なものもろもろを家から持ってきてもらう。

気を利かせて、家にあるちっちゃいぬいぐるみと、ふだん使ってる枕まで

持ってきてくれたのはありがたかった……ぬいぐるみとか全然必須じゃないけど

なんかすごい癒された(ちょっと泣いた笑)

 

面会時間が20時までだったので、夫がそれまで居てくれて、そのあとはひとり。

このときに来てくれた看護師さんが、とても心強いことを言ってくれました。

痛み止め、バンバン使っていきますから、痛かったら我慢せずに言ってね。

 痛くて様子見てても、よくなっていくことないですからね

これは、痛くて痛くてつらかった私には、涙が出そうな言葉……

このときもすでに痛み止めグレード2くらいのを点滴に入れてもらっていて、

やっぱり、投与中とそのすぐあとはなんとなーく楽になるんだけど、

少し経つとあっという間にまた痛くなる。

結局この日の夜は胃液をリバースしたり、ナースコールして、

グレード2の痛み止め2回くらい入れてもらったり、熱あったから氷枕もらったり。

(看護師さん、何回も呼び出してお手間かけました……)

そしてあまりに痛がっている私に最後に投与されたグレード3の痛み止め。

これは効いた……ちょっと気分が悪くなるかも、とは言われたけど。

でもやっと痛みがすこーし和らいできて、うとうとできた……!

と、ふと意識が戻ると、やっぱりちょっと気持ち悪い……

結果、また粗相をしてしまったわけなのですが、自分の吐き出してしまったものを

見たところ、なんと色が緑色

絶食してるし、胃液もないし、確かにお腹の中からっぽ状態だけど、

緑って!!(汚い話でスミマセン、でも衝撃的だったのです)

「え??!! これ何か違う病気では??!!」

あまりの焦りと、薬が効いていたのもあって、思わず即スマホで検索

(AM4:00ごろに……笑)

緑色の正体は「胆汁」でした。。

お腹の中に何にもなくなって、ついに胆汁まで外に出てくる要員になっちゃった、

ということらしいです。原因がわかって一安心……エイリアンになったかと思った

 

そんなこんなでほぼ眠れない状態で朝を迎え、主治医の先生が現れる。

(グレード3の痛み止めはまだ若干効いています)

 

「おはようございまーす。昨日撮ったCTをほかの先生にも見てもらったところ、

 やっぱり虫垂のほうも炎症してるみたいなんですよね。

 ということで、手術したほうが良さそうなので、

 よろしければ今日の午前中できそうなんですがいかがですか?」

 

おおお?! ちょっとまって。手術しないって言ってたじゃん。

もう手術するかもの覚悟は捨ててたんだけど……しかも今もう9時過ぎてるけど……

 

私「え、午前中って何時からですか?」

主治医「えーっと、10時に手術室に入る感じです」

私「まじか!!」(思わずタメ口で言ってしまった)

1時間切ってるよ? まぁ盲腸だから外科医の先生的には、そんな大変な病気じゃ

ないんだろうけど。。でも全身麻酔だよね? コワイよ! 普通に!笑

そんな動揺の中、腹腔鏡手術やら輸血やらの承諾書とかいろいろ確認させられる。

 

でも虫垂炎ってことならもう手術一択なのはわかってたから、

「手術は受けます。何本か電話かけさせてください~」と言って、

夫⇒会社⇒実家の順番にTEL。

珍しくあまりに弱気な私の様子に、母が

「腹腔鏡なら全然だいじょうぶよ! とにかく気をしっかり持ちなさい!」

と言ってくれて、ちょっと元気でました。

しかし、母も最近虫垂炎になっているので、虫垂炎の呪いだと言い出し、

私の話を聞きながら自分の再発に怯え始めるというオチ…笑

 

直前の検査などが少しあって、歩いて手術室に向かう。

中に入って、「ここに横になってねー」と言われて、したがう。

点滴で麻酔を入れてもらったけど、割と最初意識がハッキリしていたから、

「眠くなってきたな……」みたいな経過を感じたい! じゃなきゃコワイ!

と思っていたところ……気づいたら終わってた

みんなが言う「気づいたら終わってるよ」ってこれかーー

確かにそれ以外言いようがないなこれは。

 

しかもたぶんすこーしだけ早く目覚めてしまったようで、傷は閉じてたけど

若干、手術の最終処理をしているところだったみたい。

目覚めているのに気付いたお医者さんが「指つかめますかー?」と聞くので、

掴んでみる。足はどうなのかなとか思って、動かそうとしてみたけど

足は動かなかった(無駄に余裕)。

しかし、目覚めてぼーっとしているうちは良かったけど、

鼻にも口にも、人工呼吸の管が通ってたから、普通に呼吸しようとすると

息ができなくてめちゃくちゃ苦しい。

でも手術前に「管は自発呼吸ができてるのが確認できたら外します」と

言われてたから、とにかく自発呼吸しようとしてるのをアピール。

あまりに私が苦しがって嗚咽とかするから、よけいに外しにくくなってたみたいだけど

無事管を外してもらう。思えばこのくだりが一番苦しかった。

 

術後は割と意識はっきりしてて、お腹の中が痛くないことに感動。

 

手術の所要時間は1時間弱くらい。予定より早く終わったようです。

手術開始から3時間後には、歩いてお手洗いにも行っていいよーと言われて一安心。

喉に管を通していたから、しばらくその影響で掠れ声しか出なかったけど、

それ以外は手術前より全然快適。(患部を取り除いてるから当たり前か)

確かに傷は痛むけど、切り傷なんて全然耐えられる!! という感じでした。

 

急だったので、すでに出勤していた夫は手術前に間に合わなかったけど、

終わってしばらくして到着。

麻酔が抜けきっていない死んだような私の写真を撮ってました

(私も昔夫が全身麻酔手術したとき撮ったから文句言えない…笑)

 

自力で起き上がることもできて、お手洗いにも行けるようになり、

順調に術後治療に突入。

このあとは後日談的な感じですが、一応つづき書きます。