伊坂幸太郎の言葉の選び方
きっかけは『ラッシュライフ』
ありがちですが、群像劇&伏線の回収っぷりが気持ちいい。
あと言葉の選び方というか、表現のしかたというか、
使われている日本語の感じが好きで、
なんかお話の中で漂う雰囲気がものすごくタイプなのです。
最近は若干路線が違いますが……。
あと、動物をこよなく愛する人がたびたび登場します。
私の「動物は生きるために生きているから好き」という気持ちは
伊坂さんの小説からもらったといっても過言ではありません。
『陽気なギャングが地球を回す』の久遠くんがまさにそのタイプで、
映画だと松田翔太が演じていました。
私的にはイメージぴったり!
最近だと『グラスホッパー』あたりが、映画化されて話題でしょうか。
こんなに好きと言いつつ、まだ映画観てません(^^;観たいんだけど。
原作は何度読んだかわからないくらい読みました。
本筋に関係あるのかないのかわからないような描写が出てきたりするんだけど
その描写があとでどこかでつながったりする。
ご本人はそういう描き方が自分は得意なんだとおっしゃってますが、
いや、普通できないよね。
『アヒルと鴨のコインロッカー』とかは、読み終わってから
もう一度読み返さずにいられないのでは。
ボブ・ディランとか聞きながら。
映画もすごくよかったし。
こんな人が会社員やってたとは……! 作家になってくれてありがとう!